vol.218-本当にやりたいこと！雑貨作家

まず、一人目出産後、娘が１歳になった頃から保育園に預け、正社員で営業事務の仕事を始めました。職探しは大変でした。１０社近く面接に行きましたが、子供の年齢でほとんど断られました。たまたま、結婚前に仕事をしていた会社と同業の会社の面接で、「経験とやる気」を認めていだだき採用されました。

その後、二人目の出産を機に引越し、退職しました。

この引越しは、私の実家の近くに越したこともあり、両親の協力を得ることができ、子供を見てもらう環境が整ったので、生まれてすぐの二人目の子供を保育園に預け、パートでデータエントリーの仕事を始めました。

これは、未経験者ＯＫだったので時給も安く、高い保育料を払って働く意味があるのかと悩みましたが、ブランクを作ることが怖かったこと、働きながら技術が身に付くこと、子供もたくさんの人の中で成長できることなど、お金には変えられないことの方が、その時の自分にとっては大切でした。

このパートの仕事をきっかけに、派遣会社に登録し、銀行関係の派遣社員として就職することができました。正社員を目標に派遣会社のスキルアップセミナーにも参加し苦手なＰＣも勉強しました。

その後、営業事務の正社員として採用されました。
通勤に時間がかかり残業もありましたが、実家の協力もあり充実したはたママ生活を送れました。そんな時、両親が病気のため相次いで亡くなり、仕事と家庭の両立が難しくなりました。改めて、自分の恵まれていた環境を振り返り、両親への感謝、正社員として働く母の厳しさを実感しました。

仕事のために走ってきた時間がパタッと止まり、それから約２年間は外で働く気になれませんでした。

その間、なんとなく趣味で作っていた毛糸の雑貨に凝るようになり、雑貨店へ出店させていただけるようになりました。雑誌の掲載や個展など、雑貨作家としての活動がどんどん広がり始めました。

子供達も高校３年、中学２年になりだいぶ手がかからなくなりましたが、まだまだお金がかかります。（笑）

現在は、以前のスキルを活かしたデータエントリーの仕事と趣味から始めた雑貨作家としての仕事を両立させています。
 
出産してから１８年、ほぼ働き続けてきましたが、それが良かったかどうかはわかりません。

必死に仕事をしてきた私が言うのも変ですが、焦らず、じっくり子育てを楽しむことも大切だと思います。その時は気づきませんが、子供の成長はほんとうに早いし戻れません。やりたいことが見つかると心にゆとりが生まれ、西田さんの言われている、その時の置かれた立場を楽しむことができると思います。

いい母ではなく楽しめる母であるために、子育てに負担がかからない程度にやりたいこと探しをしてみたらどうでしょうか。

どこでそれが見つかるかわかりません。子育てをしながらちょこっとパートをして、好きなことではなくても就職のためと思って勉強して、いろいろな人と会って話をして、その中でなにかが見つかるかもしれません。

 雑貨作家　ｍｉｋｅ＊ｍｉｋｅ
 http://homepage3.nifty.com/mikex2

＝Emabu より

mikexmikeさんは、雑貨の女王のマツドアケミさんのセミナールームのお披露目パーティでお会いしました。

作品は、多くの本に紹介され、パリのギャラリーボー・トラヴァイユにて開催されたフランス人アーティストとのコラボ企画『mian mian』に雑貨ブロデューサーマツドアケミさんプレゼン日本人クリエーターとして参加された実績もあります。

この他の個展やイベントにも多数参加されています。
もしかしたら、皆さんも本や展示会でご覧になったことがあるかも知れません。
　
▼小さな編みぐるみの動物さん達がこちらで見られます。
　　http://homepage3.nifty.com/mikex2/
　
忙しいから作品が作れないと嘆いていらっしゃいました。
まだまだ、作家だけでは難しいとも。
でも、子育てに手とお金が必要なのはもうちょっとだと思います。
「やりたいこと」、続けてくださいね！！（＾＾）b