vol.129-正社員へ転職して、1年経って思うこと。
みなさん、お久しぶりです。Emabuです。
今の会社に転職してもうすぐ 1年になります。転職すると、毎回すぐに状況報告を行ってきましたが、今回は、状況報告するまで、約 1年かかりました。1年経って、やっと自分の仕事が見えてきました。
現在の仕事の前は、大手銀行の統合に関わるシステム開発でした。派遣社員の契約社員として、お給料も仕事も男女の差がなく、思えば、平等の社会でした。(正直、平等にされると案外キツイものはあります)
このときは、収入面では恵まれていました。契約社員だったので、必要とされていることを提示すれば、半年経過後、契約料金は、月額5万円UP できたのです。これって、正社員ではありえないことですよね?
しかし、なぜ転職に踏み切ったかというと......。
どんなに権限を持っても、契約社員や派遣社員は派遣先の意見に従うのが通常です。だから、もっと自分の意思を主張できるように......
「正社員になりたい」
「RaboonMineの活動をもっと積極的に行いたい」
この 2つが大きな理由でした。だから、現在の会社に入るときには、社長面接で初めから自分の意志をはっきりと伝えました。
「日立以外の会社の方たちとも協力できること、自分の得意分野は女性系のサイトであること、システム構築であること等はもちろん主張しました。もう1つ、RaboonMine という働くママの応援サイトを運営し、ここに関わる取材等による会社名の公示・取材協力をお願いしました。」
これを認めてもらうことが、第 1の条件でした。最終的に、社長に認められ、今の仕事についたのでした。
しかし、実はあまり会社の仕事を理解していなかった私は、入社 1カ月後自分の浅はかさに愕然としておりました。私の思っていた営業と違う、と。
でも、それから数カ月後、今の子供向けサイト「クレバーアイランド」や「マーブルタウン」に関わることになるのです。しかし、コンテンツ制作は得意だったのですが、それを広める業務は未経験の世界でした。また、インターネットでお金をいただくことの難しさを思い知らされました。イベントと言っても、スーパーでのデモや展示会場でのデモなど、私がやるの~って思うことは多々ありました。
でも、1つ1つ与えられた仕事を着実にこなしていきました。まるでゲームをクリアしていくイメージで、1つ1つの仕事に目標を掲げ、クリアしていきました。
そして、 1年が経とうとしている今、子供向けサイトはもちろんのこと、それ以外に会社の Webマスターとなり、更にはその成果をもとに自分が請け負える新たなサービスとして、「Webコンサルティング」という サービスを立ち上げようとしています。
石の上にも 3年とは良く言ったものだと思います(しばらく我慢のときは必ずあります)。入って 1カ月はやはり挫折しそうな毎日が続きました。しかし、 1年経った今では、社内でも私の存在をアピールできているかな?自分の主張ははっきりと言っています。でも、いつも思っていることは、自分が相手にとって有益な存在になることです。そして、主張は文句にならないことです。
有益(利益のある)な存在ってどんな存在だと思いますか?
それは、相手にとっていると便利な存在です。嫌なことを代わって実現させたり、面倒なことを片付けてあげたり......でも、言いなりではだめですよ!
自分なりの考えを反映させたアウトプットを出すことです。これを繰り返すことで、相手との信頼が生れます。女性は信頼を得ることが難しいと言われますが、嫌なことを文句も言わず引きうけることにより、信頼関係を築けることは多いのです。
信頼が得られたら、次に今度は主張します。そして、できることを約束します。その約束が実現できたらそれが実績となり、次のステップに進めます。これの繰り返しかな?
・・・始めから、主張すると嫌われます。ただのうるさい存在としか思われません。
最近、考え方に大きな変化があります。それは「会社の利益」「会社の戦略」を年頭において、物事の判断をするようになったことです。
社会や会社を戦場に例える人がいますが、本当にそうだと思います。駆け引きがあったり、探りあいがあったり、どのような作戦で責めるか、相手の気持をつかみつつ、みんながハッピーになれる方向に導きます。
そして、どんな小さなことでも試されているのです。例えば、何かの比較表作りを頼まれたとします。見た人が一目で比較のポイントがわかるように書 くことは、非常に難しいことです。小さな資料作りにも、「仕事ができる・できない」は現れます。
・・・・・小さな作業をバカにすると、大きな作業は任されません。
実は、パート時代、あるいは契約社員時代とは、自分の意識が大きく変わっているのを感じます。たかが正社員、されど正社員ですね。なぜならば、パートや契約社員には「責任料金」が欠如しているからです。または「責任範囲が狭い」のです。
しかし、今いろいろな作業がある程度こなせるのも、今までの積み重ねがあるからです。私生活で得たのは、人任せな夫を上手く働かせること。そしてPTA活動で得たのは、組織をまとめるときにはいろいろな意識が入り混じっていると知ったこと。仕事を通じて得たのは、スケジュール管理です。作業工数を見極められ、修正する際は理由を明確にすること。そして、サイトやメルマガの運営で得たのは、代表として問題解決のためには自分の意識(思い)が大切であること。
今、そのすべてがつながってきています。そんなときがくるんだなあと実感しています。