vol.28-「40歳でも就職できる！」 ～技術は強い～
まずは、私の今までのことについてお話しします。
私は23歳でＨ電気メーカーに就職、24歳で結婚、出産、27歳で２度目の出産。
退職。家でＧ社の通信教育の添削を約３年し、パート社員としてＳ電気メーカーの系列会社に就職しました。そして、９年２ヶ月後、求人情報誌のＲ社の営業を１ヶ月経験し、40歳で今の会社に就職しました。
近所の八百屋のおばさんにも良く働く奥さんっていうイメージらしいのです
が、確かにこう書いてみると働くの好きなのかな？
２度目の就職は、３歳と６歳というまさしく小さい子を抱えての就職ですので、私自身、正社員になろうなんて思ってもみませんでした。自由が利いて、子どもの病気のことなどにも理解のある会社で働きたい。ＰＴＡ活動もしたい。食事はきちんと食べさせたい。そんな思いが強かったように思います。
しかし、今回の就職は私自身の都合もあり、正社員で生活の安定を考えられるそんな会社に就職したいという思いで探しました。でも40歳です。年齢の壁は大きいのは確かです。そして、会社の規模が大きいほど40歳のおばさんを受け入れる器がないように思いました。
実は、２度目のＳ社の系列会社も最初は50数名の会社でしたが、私が辞める頃には500名以上の会社になっていました。まあ。。もともと大企業の系列会社なので、そうなるだけの下地は十分にあったのですが。。。
昨年の４月から９月までの５ヶ月で、６社ほど受けました。
ソフト開発技術者の求人が主です。●は落選。◎はＯＫ。△は書類のみ。
●１社目50名程度の自社でパッケージソフトのカスタマイズをしている会社。
◎２社目50名程度の外国人労働者のリーダーとして派遣している会社。
◎３社目Ｒ社の営業。
△４社目ソフト開発技術者を求人していたチェーン店のレストランの本社。
◎５社目50名程度のソフト会社。
●６社目500名規模のソフト会社。
どこでも、共通に聞かれることは、お子さんはおいくつですか？
残業は大丈夫ですか？
通勤時間はどのくらいになりますか？
もちろん、スキルについてもきかれます。ですから、技術者としてのスキルシートを用意していきます。書き出してみると、自分の欠点が見えてきます。
スキルシートも、自分の長所をきちんとアピールするようなものがいいですね。また、見えた欠点については今後努力したいと、前向きな考えも言えると良いです。私は自分のできることを羅列しただけなので、このあたりの工夫はもっと必要だと思います。
スキルについては少々のハッタリが必要です。うそはついてはいけないと思いますが、この人に頼んでも大丈夫。そういう印象を与えることが大切ではないでしょうか。
まず、４月に受けました１社目。この頃の私はメルマガもＨＰも作った事がない。ＰＣはメールと情報の検索のみという生活でした。
この会社では、ＰＣについての質問をされたのが印象的でした。
◎ＰＣは持ってますか？
◎ＰＣはどんなことに役立てていますか？
◎メールや情報の検索以外に何か使っていらっしゃいますか？
という質問です。私はあとどんなことがあるの？？？って感じでしたが。。
今となっては、こういう活動をしているかということだったのですね。
ここは担当者は気に入っていただいたようなのですが。。断られました。
お茶くみもやらされそうだったので、ほっとしていますが。実は２度も行ったのです。今思えば、この質問に答えられたら、受かっていたかも知れないなあ。。と思います。
２社目でも、聞かれることはほぼ同じです。しかし、この会社は外国人の派遣社員を管理をしなくてはいけないので、人をまとめることができますか？
という質問をされました。この年になっての就職では、その人の能力の中に、人を指導できる、また管理できるということが求められます。見た目で若いですね、と誉められたのかな？ まあ、若く見えた方がお得だとも思います。
この会社はお返事を待っている間に元の会社との契約更新がきてしまい、連絡頂いた時には契約更新したあとだったので、お断りしました。
３社目。無料の求人情報誌で見つけました。２社目の後しばらく、元の会社にいる決心をしたのですが、メルマガを出したり、ＨＰを立ち上げたりと自信がついてきて、独立することを目指して会社を辞めてしまいました。しかし、７、８月と家にいると家にいる生活が向かないとに気づきはじめ、コンピュータの世界ではないところで働きたいという思いが強くなり、ちょうど求人のあったＲ社の委託業務の営業にチャレンジしてみました。年齢は35歳ぐらいまででしたが、はじめから正直に年齢を伝えてそれでも良いですか？とおききしました。ＯＫということで履歴書を持参で面接に行きました。
この頃の私は間違いなくキラキラと輝いていたと思います。
面接でもとても前向きで、働きたいことを前向きに語ったような気がします。
この頃から自分で作っているサイトやメルマガなどについても履歴書に書くことにしました。必ず質問されますよ。「どんなことしているのですか？」また、「１日のうちでこのような活動にどのくらい時間をかけていますか？」などです。
２～３時間ですとお答えしましたが。。20倍の難関を通ってしまったのです。
そのとき面接にきていた方が20人ほどで採用は１人でした。（かなり期待の星だったようですよ。）
４社目。新聞広告で見つけました。ここは履歴書を送って連絡を何度も頂いたのですが、どうしても担当者と面接日の連絡が取れずにいつも行き違いになるという感じでした。縁がなかったのでしょうね。
５社目。この会社で今は働いています。３社目のＲ社の営業途中で職安に行き、５社目と６社目を見つけてきました。年齢制限は45歳までとかなり幅がありましたので、男の方もかなりの年齢のおじさんがたくさんいます。社長と面接して、即ＯＫを頂きました。「やってくれそうだよなあ・・」と。ここではやはり、ＰＣは持っている？ スペックは？ など。。。
Gatewayに変えたばかりだったので、大いばりでマシンの自慢しました。
６社目。この会社の面接は５社目で働きはじめてからでした。
正直に働いていることを言いましたが、今働き出したのにすぐに辞めても良いようなことを言ってしまったので、たぶん印象は良くなかったかな？
わりと楽しく働いているところだったので、前向きに働こうという意志が伝わらなかったように思います。縁がなかったのですね。。。ちょっと暗い会社でした。ＰＣの前では飲み物も飲めないと。。。
40歳になっての就職活動ですが、働きたい意志が大切かと思います。30歳で働き場所を見つけるより、私としては自信を持って自分を売りだせる、そんな気分でした。それは子どものことであり。技術的なことであり。
しかし、１つだけ言えることは「ローマは１日にしてならず。」です。
40歳になって、急に働きたいと思っても、それは無理なことだと思います。
間違いなく、20代、30代での実績が今につながっています。どんなに小さなことでも実績になると思います。私も最初から毎日７時間８時間働いていたわけではないんですよ。最初は５時間で。。。週４日から。。。
また、年齢については、特に会社側では目安を出しているだけなので、５歳くらいならば、オーバーしていても連絡をとってみます。そのときに正直に自分の年齢を伝えてみましょう！ それでも大抵は会って頂けます。会ってからは皆さんのアピール次第です。とにかく心からこの会社で働きたい、そ
う思って面接に望んでみましょう！ また、子どものことなどに理解がない
ようならば、縁がなかったと諦めればいいと思います。
また、今回の就職で思ったことは、技術は強いということです。
まさしく「手に職」なのです。特殊な技術を持っていれば、実戦経験があれば、それは認めてもらえます。その技術を買ってくれる企業があるのです。
資格などの肩書きも大切ですが、それは使ってこそ生きるのです。技術や資格は眠らせないで、いつも磨いて少しでも良いから社会との接点を持ちつづけていましょう！
こんなふうに40歳でも就職した人もいる。今は更なるベースアップを狙っています。12月末にもＲ社で働いていた人から他の会社を紹介されました。
断ってしまいましたが。。。仕事はあるんですね。
