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vol.1-パートプログラマに再就職しました。

第一回目はプログラマです。
まず、なぜこの会社を選んだのか、どうしてここで働く気になったのか?
なぜ、長い間働いているのかについて聞いてみましょう?

以前は電気会社の研究所で働いていました。この頃は研究用のプログラムを組んでいました。その後、次男出産を機に退職、家でできる仕事という事で通信教育の添削をやってきました。でも、1ヶ月一生懸命働いて3万5千円。

次男の保育園入園を機に外で再就職する決心をしました。

私は「働いているから委員ができない。」というのが大嫌いです。

勤務地は家から近く、PTA活動に参加できるように休みが自由に取れる会社、なおかつ時給は1000円以上という目標を立てて探しました。職種としては塾の講師、プログラマーなどを考えていました。

しかし、塾は子供が帰ってくる頃仕事するという形態になってしまうので、パートタイマーのプログラ
マーに絞って探す事にしました。

そんなときに今の会社の求人広告を新聞で見つけました。内容は、「プログラマー経験者募集、週に20時間以上できる方、主婦歓迎、勤務地横浜、五反田COBOLできればなお可」このようなものだったと思います。社員50数名、某電気会社の系列会社です。実は今では従業員500名以上の某電気会社の基幹システムを保守する優良企業になってしまったのです。

バブル景気前でしたので会社側では技術者の人手不足を補うため数人の経験者の主婦を集めたようです。

面接時には思いっきり言いたい事を言いました。面接は11月に受けて、働くのは5月からにしてくださいなどわがままを言わせてもらいました。小さな会社だったので社長も従業員の名前をすべて把握し、とても暖かい雰囲気が良かったし、自分の考えた条件をすべて満たしていたのでここに決めました。というわけで、4月に長男小学校入学、次男保育園入園、5月から母は再就職という忙しい日々が始まりました。

働き始めは子供も小さかった(3歳&6歳)ので、時間も短く1日5時間週に4日の条件で働いていました。時給は¥1300です。比較的パートタイマーとしては時給は高い方ですが、扶養範囲を超えてしまうため自分で所得税、住民税、雇用保険、健康保険、厚生年金などを払うので思うほど収入アップにはなりませんでした。それから子供の成長とともに時間的余裕ができたので、少しずつ勤務時間を延ばし、4年後には1日7時間働けるようになりました。

また、6年後には週5日勤務にしました。そして、今では1日7.5時間週5日勤務、さらに必要ならば残業もするようになりました。

プログラムを組むという作業が個人の管理になるため、納期さえ守れば休みや遅刻早退なども比較的自由に取れるなどの融通性がありました。子供の小さいときなどは収入よりも時間の融通性が長続きするのにはとても大切です。

また、今は電車通勤ですが、以前は勤務地がとても家から近かったので自転車通勤(約15分)でした。これは便利です。授業参観にも会社から行けますし、何といっても夏休みに家に戻ったり、会社の近所に子供たちに来てもらったりできますので一緒にお昼を過ごせるのはいいです。怪我などの呼び出しにも早い対応ができました。先日、子供が貧血を起こして倒れたと学校から連絡がありました。

今は早く戻っても1時間あまりかかります。やっぱり、どんなに大きくなった子供でも、勤務地は近い方がいいと実感しました。

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とここまでは比較的恵まれたパートタイマー生活を送っていました。でも、悩みはあるもので特に子供が大きくなったり、自分の時間に余裕ができてくるとその傾向があるようです。ここからは今までのような表面的な条件でなく内面的な部分について触れていきます。特に、働く時間が長くなってきたり、
働く期間が長くなってくるにつれて、回りの正社員以上の仕事ができるようになるものです。そんな時のジレンマをお聞きください。

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この業界は夜中まで仕事をする事が当たり前なので、仕事は自分のペースでできるのですが、与えられる仕事は補助的な仕事になります。また、年数が重なれば、それなりに経験も積み、実力もついてくるのも事実です。そこで、次はスキルアップしたくなってきます。また、時が経てば、子供たちは大きくなります。手が掛らなくなり、時間的にも余裕が出てきます。そこで、働く時間を延ばし、正社員と同じように働けるようになったとき、初めてパートタイマーという勤務形態に疑問を持ち始めました。


どんな専門職であろうともパートタイマーはパートタイマーで仕事は専門性もあり、重要性があるにも関わらず、時間給は他の職種よりも高いかもしれませんが、年間所得にすると同じ会社の同年数働いている社員の半分。また、新入社員より低いという状況です。また、与えられる仕事も当然正社員の補助ですので、新入社員が相手だと正社員に教えながらその社員から仕事をもらうというような妙な形になります。給料も逆転、立場も逆転、でも仕事のイニシアチブはこちらが持っているという。やっている仕事を正当に評価してもらえない不満はたまります。

このように専門性があり、スキルアップすることができる仕事であってもその評価が正当でないという不満がつのります。さらには、メールアドレスの正規社員との差別化、受ける教育についても新入社員に教育しても自分たちは教育受ける事はないという不公平感もありました。

でも、なぜ働くのか?
子供が小さいうちは時間的に自由がきくパートタイマーはすばらしい勤務形態です。でも、ある程度の年数が経ち、子供も成長し、時間的にも余裕が出てくると労働時間を伸ばす事により、正規社員との差がなくなり、労働に対する正当な評価を要求したくなります。しかし、会社はあくまでも社員の補助的な作業を求めてきます。そして、年齢的にも転職は難しくなっている。そこで、今のままを維持する事にする。だから、不満でも働いているという状況です。

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このようにパートタイマーで働く事は自分の自由を手にする代わりに賃金などは正社員に比べて数分の1になってしまいます。労働力に対して、正当に評価した料金を払ってもらいたいです。また、法律的にもパートタイマーというと保護された扶養の範囲でというのが合い言葉になっているようです。
本人たちはその稼ぎに満足しているかというと???ではないでしょうか?

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社員の方からは「気楽でいいね」なんて言う言葉を言われる事もあります。
まあ。。。責任感という意味ではそうなるかもしれませんね。

でも、気持ちはいつもプロです。気楽だなんて望んでもいません。そんな気持ちを汲み取って欲しいなと思います。

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いかがでしたか?
パートタイマーといえどもいろいろ考えているんですね。また、正社員でいたときには分からない正社員の保護されている事が見えてきます。男性社員も一度パートタイマーとして、働いてみたらいかがでしょうか?「やってられないやー」なんて逃げ出さないでしょうね??
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プログラム(コンピューターを動かすための言語)を作成する人
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○勤務時間 : 9:30~18:00
○時給 : 1600円
○勤務日 : 月から金
○勤務形態 : 1年契約
○勤務年数 : 9年
○通勤時間 : 1時間
○資格 : 得になし
○経験 : 前職で多少プログラムの作成経験あり
--------------------------------------------------------以上---