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vol.217-キャリアカウンセラー ユア・ライフ&キャリア代表

saitou.jpg女性一人ひとりが、よりハッピーに、
より納得した人生を送れるように、
キャリアカウンセリングをします。
ユア・ライフ&キャリア
代表 斉藤 瑞穂
http://your-life-career.com

ユア・ライフ&キャリア代表の斉藤と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

私の仕事は、キャリアカウンセラーです。

キャリアカウンセラーとは、「カウンセリングを通して自分自身を見つめ直すことにより『自分らしさ』や『自分らしい生き方・働き方』を見つけるお手伝いをする仕事のこと」をいいます。

私は、21歳手前の頃から、26歳まで、アメリカで生活しておりました。
大学時代は、経営学や異文化関係学などを学んでおりました。

ところが、大学院時代に、軽いうつ状態になり、友人からの薦めでカウンセリングを受けることになりました。そこで出会ったカウンセラーが私の後々の人生を変えることになったのです。それ程、そのカウンセラーによるカウンセリングは、私の人生にとって、大きなインパクトのあるものでした。

 

そのカウンセラーは、スイスのユングという有名な心理カウンセラーの教えを学んでいた方で、心理分析が得意な方でした。そこで、家庭環境、お付き合いしていた方との関係性、自分自身についてなど、さまざまなことについて、心理分析を受けました。そのカウンセラーのカウンセリングがあまりにすばらしかったことが、カウンセラーを目指すきっかけになりました。

 

まず、自分を冷静に見つめることができたこと。これが一番の収穫となりました。また、自分のこと、パートナーのこと、父親・母親のことなど、その関係性において、何が問題だったのか、今後の課題は何なのかといったことが、発見出来たことは、私にとって貴重な体験となりました。

 

そのため・・・
他学部でありながらカウンセリング心理学科で心理カウンセリングを勉強し、その他、カウンセリングに必要なことを多く学びました。

そして・・・
1993年に日本に帰国しました。初めは、海外からの駐在員のコーディネーターをする会社で勤めていましたが、仕事が合わずに退職。

 

仕事は、面接時に会社側から説明のあった、異文化コンサルテーションをするとか、様々なオリエンテーションをするとかいったことより、むしろお客様の日ごろのご相談、例えばごみの収集日はいつか、とか、ビザの取得にお付き合いするとか、より日常の生活に密着したことが多かったので、自分の性に合わずに退職を決意しました。これは一重に、私の自己分析の甘さ、そして、企業研究を怠ったことによる結果でした。

 

次に就職活動をしたときは、大学そして大学院で学んだことを、より活かせる仕事に就きたいと考えました。また、せっかく学んだカウンセリングも活かせる仕事を探していました。そして就職活動中に
「Japan Times」という新聞の広告論で見つけた仕事に応募する機会がありました。

 

そういうわけで、その後、アメリカの大学の日本校にて、学生カウンセラー兼キャリア・カウンセラーの仕事に就き、「キャリア・プランニング」のクラスを担当致しました。
ここで様々な経験を重ね、とても楽しく生徒に教えることが出来ました。

 

例えば、キャリアの専門家の方達をお招きして講義をしていただいたり、キャリアについてじっくり生徒さんに考えてもらう機会を設けたり、ビジュアル的なもの、例えば、自分を知ってもらうツールを使って授業をしたり、個人&集団面談をしたりしました。また、キャリア専用のビデオを使って授業をしたこともありました。

 

まだこの頃は、日本では、「キャリア・カウンセリング」という言葉もなかった時代でしたので、手探りで勉強をしていました。まだまだカウンセリングのスキルも低かった私は、「心のケアを行い、クライアントさんを助ける」ための産業カウンセラーの資格を取るためにまた勉強を始めました。

 

産業カウンセラーの資格は、学生のカウンセリングに役立ちました。
例えば、親友を亡くして意気消沈している学生さんに、産業カウンセリングの中心的思想である、主に傾聴を中心としたカウンセリングを行って、以前のように元気を出してもらったり、家族関係に問題のある多くの学生さんにカウンセリングを行うことにより、自分自身を取り戻してもらったり、そんな風に産業カウンセリングの勉強は私が仕事をするにあたり、役に立ったのでした。

 

その後、2年の契約をまっとうした後、1年間の休業を取り、心理カウンセリングを様々な機関で勉強しました。

 

例えば、カウンセリングのいろいろな手法や心理学の様々な理論を知りたくて、カウンセリングという名のつく講座は、カルチャーセンターの一般の方向けのものから、研究所と名のつくもの、大学院入試コースの専門的なものまで、学びました。

 

やがて、結婚し、一人目の子どもを授かりました。
計画をしていたわけではなく、実は、本当はもっとキャリアを積みたかったのですが、授かりものですので、出産を決意しました。1年半ほど専業主婦をした後、子どもが1歳半のときに、保育園入園後2ヶ月間の就職活動期間を認めてくれる制度があったので、保育園に入園することができ、就職活動を行いました。

 

インターネットでカウンセリング関係の仕事がないかと探していたところ、アメリカのカップル(結婚)・カウンセリングを行っているところでカウンセラー兼マーケティング・マネージャーを探している会社があり、採用されました。

 

結婚カウンセラーや、マーケティング・マネージャーという仕事は面白かったのですが、「何か違うぞ」という気持ちが年々強くなりました。しかし、「自分が本当にやりたいことが分かるまでは辞めない
ぞ!」という気持ちで仕事をしていました。

 

ここで気がついたのが、前職のアメリカの大学で担当していた「キャリア・プランニング」のコースがとても面白かったことと、キャリア・カウンセリングの仕事が性に合っていたと感じたことでした。

 

しかし、このとき「仕事を続けて行くべきか」「二人目の子どもを生むべきか、生まないべきか」と人生の岐路に立ち、悩んでいました。また、父親の看護も重なり、仕事への継続が難しい時でした。当時、まだ「キャリア・カウンセラー」という言葉は主流ではなく、周りに相談できる人もいなかったので、悩んでいる最中、とても孤独だったのを思い出します。

 

そこで、私のように仕事や人生のことで悩んでいる女性を救いたいと思い、キャリア・カウンセリングのサービス行うため、また、まだ自身のカウンセラーとしてのスキルアップのためや、キャリア・カウン
セリングについてまだまだ知識不足だと感じていたため、第二子妊娠中に、再度アメリカで一定期間の研修トレーニングを受け、キャリア・カウンセリングの発祥地アメリカで学び直し、2004年に、現在
の「ユア・ライフ&キャリア」を設立しました。

アメリカは、日本よりずっと、キャリア・カウンセリングの勉強や分野が進んでいます。日本の皆さんもキャリアカウンセリングという第3者の相談相手をもっと利用し、新しい人生を見つける手段としてとらえていただけたらと思います。私のような知識をもっと、活用してください。

 

キャリア・カウンセラーを目指したいと思っていらっしゃる方へ
キャリアを根底においた人生全般のご相談に乗れたり、主観的になる反面、客観的に物事を見られる能力をお持ちの方が合っていると思われます。また、本当にクライアントさんの役に立ちたい、その方に合ったキャリアを探すお手伝いをしてあげたい、と思われる方にとっては適職だと思います。

ただ、キャリア・カウンセラーになり続けるためには、更新制度があり、3年~5年の間(所属する団体によって違います)に、一定期間のキャリア・カウンセリングの研修を受けていないと、更新できなく
なって、資格を失ってしまうので、要注意です。

現在、女性特有の悩みや葛藤を目のあたりにし、カウンセリングを受けた女性一人ひとりが、よりハッピーに、より納得した人生を送れるようにキャリア・カウンセリング活動をしています。

詳しくは、ウェブでご覧ください。
お母さん、プレママさん専用のページです。
http://www.your-life-career.com/html/premama.html


もしご相談内容がございましたら、ご連絡をください。
お待ちしております。

ユア・ライフ&キャリア
代表 斉藤瑞穂
(連絡先)URL http://your-life-career.com

◆取得資格◆
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○厚生労働大臣認定 産業カウンセラー
○(社)全国産業能力開発団体連合会認定 
  CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
○米国CCE, Inc. 認定 GCDF-Japan
(グローバル・キャリア・ディベロップメント・ファシリテータ―)
○J-APT MBTI認定ユーザー 
○米国 CAREER RESEARCH & TESTING, INC .認定 
 Job & Career Transition Coach
(ジョブ&キャリア・トランジション・コーチ) 
 2002年アメリカにて研修受講・認定
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=Emabuより

斉藤さん、どうもありがとうございます。
素晴らしい経歴で恐縮します。
 
勉強がお好きなんだなあ~と本当に感心いたします。
しかし、ご自身が素晴らしいキャリアカウンセリングを受けた経験があるというのは、得難いことだったのではないかと思います。

私は、疑心暗鬼なもので、キャリアカウンセリングを勉強したにも関わらず、私自身、どうも心を開いて話せないんですよね~と、伝えましたら、それは、カウンセラーのカウンセリングの技術が低いのよと、諭してくださいました。

なるほどと。。。
素晴らしいカウンセリング技術に出会っていらっしゃるから言えることだと思います。

日本でも、キャリアカウンセラーに関しては、2008年9月より、国家検定化に伴う移行措置が開始されています。

しかし、まだまだ個人的にキャリアカウンセラーに相談することが当り前の世の中ではないような気がします。また、キャリア・カウンセラーの質もいろいろです。

ぜひ、斉藤さんのような素晴らしいカウンセラーに出会って、よりハッピーに、より納得した人生を送れるようになれるといいなあと思います。


◆これからキャリアカウンセラーを目指す方へ
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日本では、厚生労働省が個人の主体的なキャリア形成や求人と求職の効果的なマッチングを支援するため、キャリア・コンサルティングを担う人材(キャリア・コンサルタント)の養成を推進しています。

▼厚生労働省:キャリア形成促進助成金(職業能力評価推進給付金)

 対象キャリア・コンサルタント能力評価試験について
 http://www.mhlw.go.jp/topics/2002/11/tp1125-1.html


また、2008年9月国家検定「キャリア・コンサルティング技能検定」として、指定試験機関が発表され、国家検定化に伴う移行措置が開始されています。

▼国家検定キャリア・コンサルティング技能検定
 http://www.career-kentei.org/