vol.219-42歳で見つけた自分流働き方 「公文式大和南教室」
42歳で見つけた自分流働き方
「公文式大和南教室 稲葉佐知子先生」
日本公文教育研究会
http://www.kumon.ne.jp/
くもんの先生募集中
http://www.kumon.ne.jp/inst/
公文式大和南教室を運営している稲葉佐知子です。
私には現在、大学4年、2年、中学2年の男の子ばかりの3人の子どもがいます。子育て中は子ども3人分のママ友との交流、もちろんPTA活動、地域活動にも参加して充実した毎日を送っていました。
長男が高校2年、次男が中学3年になった頃、一人、二人とママ友たちが働き始めるようになると、求人には年齢制限があることに気付き、三男はまだ小学生でしたが、働き始めようと決心しました。
しかし、自分のスキルに愕然。
大学卒業後、銀行で秘書業務を行っていましたが、その当時はワープロが導入され始めた頃でしたので、パソコンのスキルがないどころか、何のスキルもない状態でした。おまけに42歳という年齢。どう考えても、働き先など見つけられそうになかったのです。
まずは、「とにかく、1つ1つ取れる資格を取ろう!」と思いました。
「資格」というキーワードで一番初めに辿り着いたのが、以前資料をいただいていた「公文式教室のインストラクター」でした。当時、年齢制限は45歳(現在:50歳)までと、ギリギリクリアしている状態だったので、すぐに説明会に参加してみました。
正直に申し上げると、「子どもが好きだから絶対に先生になりたい」とか、「子ども達も公文にお世話になったから」とか、「公文の教育方針に感銘したから」とか、強い信念を持って臨んだ訳ではありませんでした。実は、「次の資格は福祉のケアマネージャーかな?」なんて思っていたのです。
そのようなスキルのない42歳の主婦が、説明会に参加してから半年後には一人前の公文式教室の先生としてデビューすることができました。説明会に参加したことが私の人生を変えたのです。そしてちょうどこの頃、先生が引退されるために後継者を探している教室があり、研修に入る前にはこのお教室の引継ぎを紹介されました。
しかし、お引き受けするためには、いくつかの問題がありました。1つは、前任者がご自宅で教室を開かれていたため、教室を開く場所が必要であること。もう1つは、家族の承諾です。今まで働いたこともなく、5人の男の中に女1人の生活ですから、説得は大変だろうと思っていましたが、案外家族はあっさりと承諾してくれました。今思えば、教室を開くのは週2日。あとの5日は今まで通りの生活ができるので、家族にとっても2日くらいならば我慢できると思ったのではないかと思います。また、引継ぐ教室の近くに専用のお部屋を借りて、机や備品等も揃える必要がありました。
そのために準備資金も要りましたが、資金面に関しては、本部からの援助もいただけたので、思ったほど大変ではありませんでした。
そして迎えた教室オープンの初日。何がなんだかわからないうちに終わりましたが、今考えるとちょっと怖くなりますね。前任者の教室スタッフが全員続けてくださり、本部の方の手厚いサポートもありましたので、1か月も経つと、自分なりのやり方で教室運営をしたいと思えるほどになっていました。本部のバックアップ体制はすごいと思います。
また、昨年は10日ほど入院することになったのですが、このような場合にも本部からのサポートは厚く、教室のスタッフの方々も協力的であるため、業務に支障なく、無事に入院することができました。1人で教室をやっているのではない、スタッフ・本部の方々と力を合わせてチームで仕事をしているのだと本当に実感しています。
仕事をしていれば、辛いことも嫌なこともありますが、このお仕事を選んでよかったと思えるのは、いろいろな子どもや保護者の方々と関わることで、自分自身が進化し成長できることです。保護者様からのご意向を次の課題と考え、コミュニケーションを十分に取ることで、最も信頼できる間柄になったことは、何度もあります。
また、お子様のことを褒めると、褒められることに慣れていないのか、初めは当惑される保護者様もいらっしゃいます。でも、我が子が徐々に自信をつけ変化していくと、保護者様もお会いした時よりも凛とした雰囲気に変わっていきます。公文の教室には、小さい頃から通ってくださる方が多いので、子どもの成長を保護者様と一緒に喜べることが何より嬉しいのです。
この仕事は自由度の高いお仕事です。公文の教材を使って、ノウハウを教えていただき、自分のペースで教室運営が出来ます。教室の規模も、教室にかける時間も選べます。私は専用のお教室を借りたので、通勤時間は30分ほどです。
私は42歳まで専業主婦でした。公文の仕事を始めてからも、仕事に慣れる1年後位からは、週5日はランチもショッピングもできます。ママ友との交流も家族との生活もほとんど変わっていません。しかし、残りの2日の生活の変化で、自分を成長させ、新たな生きがいを感じています。
公文の先生にご興味をもたれた方は、ぜひ、下記のホームページをご確認ください。
▼くもんの先生募集中
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=Emabuより
稲葉先生の印象ですが、とても生き生きとされていて、「仕事が楽しい。」と本当に心から思われているのだと感じました。年齢よりずっと若く見えました。本部の方は、「公文の先生は皆さんとっても若く見えます。60代以上で現役の方もいらっしゃいますし、定年なしの職場です。」とおっしゃいます。教室開設のリスクに関しては、稲葉先生は全く感じなかったとおっしゃっていましたが、本部の方々とスタッフの皆さんのサポートの厚さが、不安を軽減するのだと思いました。
また、現在は新規の開設より、稲葉先生のように既存の教室を引継ぐ場合が多くなっているそうです。子ども達も自主的に通って来ている様子がうかがえ、本当に楽しそうでした。しかし、開設のリスクと収入は比例するようで、自宅で小さく始めればそれなり。先行投資し、専用のお教室で始めればそれなりの対価になるようです。1歩踏み出すことで、自分の時間を大切にしながら、生きがいを感じる仕事があるものだ!と本当に思いました。
まずは、説明会に参加してみることをお勧めします。
稲葉先生のように新しい自分発見ができるかも知れません。