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vol.220-手作り好きの3人の夢が叶いました!

090520-1s.jpg手作り好きの3人の夢が叶いました!
手作り雑貨のお店「Matiere(まてぃえーる)」
http://matie-re.com/shop.html
代表の山田さん、実店舗担当の時田さん、Web担当の宮川さん

3人共通の夢は、「自分のお店を開きたい。」そんな思いがアパートの空き室を借りて、3人で始めた1日だけの「ワンデーショップ」。

そして、何度かワンデイショップを開き、今年4月に期間限定のお店を開いた後、大家さんから「このまま部屋をお店として使っていいよ。」とお思いがけない言葉をいただき、ずっと一緒にやってきた3人で小さな小さな手作りのお店「Matiere(まてぃえーる)」を6月2日にオープンする事になりました。

「Matiere(まてぃえーる)」とはフランス語で「素材」という意味です。
リネン・コットン・フラワー素材など素材にこだわり、ひとつひとつ丁寧に作っていると自負している3人のこだわりがこの名前にこめられています。

そんな3人が夢をかなえるまでのお話です。

◆「Matiere(まてぃえーる)」のご紹介◆
  http://matie-re.com/shop.html

harudry3.jpgまず、3人の役割を紹介します。
代表 山田...いつもお店にいます。会計など全般的な事を担当します。

実店舗担当 時田...午前中はお仕事へ。午後からお店に直行します。
実店舗の棚や造作、小物類はご主人が趣味の日曜大工で作ってくれます。
山田さんと一緒に実店舗を盛り上げます。
 
web担当 宮川...仕事柄実店舗にはほとんど顔を出せないので、家でHP・ブログの更新・宣伝やチラシ作り・遠くの作家様たちとメールでの打ち合わせ、近いうちには、ECショップを立ち上げネット販売も計画しています。

お店はアパートの一室で、家賃月53000円、6畳一間、2畳のキッチン付きです。

取り扱い商品は委託作家様のハンドメイド作品と3人の作品です。ジャンルはナチュラルなバックや布小物、洋服、ドライフラワー、プリザーブドフラワー、木工・レンガ作品、天然石のアクセサリー、シルバーアクセサリー、スイーツデコ、羊毛フェルト小物などです。すべて手作りとなっていますので、世界にただ一つの品物が手にはいります。

手作り作家様の想いのこもった作品を手作り大好きな3人が少しでもいろいろな人たちの目に触れ、使っていただきたくて開店したお店です。
大量生産で作られた物とは違い、すべてに愛情があり、すべてに作家様の個性あふれる作品たちです。

お店ですのでもちろん売り上げも大切ですが、それよりも、お買い上げいただけなくても、Matiereにフラッと立ち寄っていただき、手作り作品の中でホッと和めるようなお店になるように努力していくつもりです。

そして、またあの空気に触れたいな。と、ちょっとだけ疲れを取りに、おしゃべりをしに、作品の中で癒されに立ち寄っていただける。。。
私たちはそのようなお店を目指してがんばっていきます。

手作り作家様の作品は、ECショップを立ち上げる予定ですので、ご来店が難しい方でもご購入いただけるように準備しています。

手作り大好きな3人が、手作り大好きな作家様たちと楽しく作り、楽しく販売し、そして少しずつ進歩していけるようなお店にしたいと思っています。どうぞお気軽に立ち寄ってください。


ここからは、3人のご紹介です。

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     代表 山田さん
   (ハンドルネーム きよみぃ)
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結婚してから夫の実家に同居とのこともあり、ずっと専業主婦でした。

私は、小さな頃から洋裁をやっていた母のそばで、綺麗な手縫い糸やミシン糸を色別に並べたりして遊んでいた思い出があります。たぶん、そんな環境が手作りを始めるきっかけになっていると思います。

私の手作り歴は、小学校の頃にフェルトのマスコット作りからです。そして、長男におくるみを作った頃から、パッチワークにはまり、次男の幼稚園入学と同時にパッチワーク教室に通い始めました。その後、長女が産まれからも、オムツ持ちで教室通いを続けました。子育て中は、針を持ってチクチクする事で気持ちが落ち着きました。

長女が小学校へ行き、時間に余裕が出来た頃、家庭にいながら出来る仕事として、お友達にパッチワークを教え始めました。その後、自宅でお店を開いているお友達と知り会い、自分の作った物が他の方の役に立つという別の楽しみを覚えました。作品もだんだんと変化していき、沢山の布を使う事から、布の素材に趣を置くようになりました。

布には数え切れないくらいの種類があります。その中でリネンにこだわりを持つ事で、ただ綺麗な色を並べ美しい作品を作り上げるだけでなく、自分らしさ、自分の個性を発揮できるようになったと思います。もちろんリネン素材と他の素材の取り合わせによる事でより難しい課題をクリアしながらより納得のいく作品を作りたいと勉強しました。

その後、友人のお店や近所の小さな雑貨店へ作品を置かせていただき、製作活動を中心に、作品を知り合いのお店においていただくという形で活動続けてきました。しかし、この頃から、いつしか「自分のお店を持ちたい。」という夢が芽生え初めました。

そして、開いたのがこの手作り雑貨のお店「Matiere(まてぃえーる)」です。

とにかく、家庭の事を一番に考え、子供の学校や行事などを優先し、多くの仲間に支えられて、お店をオープンすることができました。協力してくださったのは、皆ママです。

一緒にお店を開くはるさんとは幼稚園で、とっきーさんとは、主人同士が同級生と言う事もあり独身の頃からの知り合いですので、気心もよくわかり、同じ志をもった同志です。今回、お店をオープンする事ができたのは、この同志のお二人に出会えたことは勿論の事、今まで支えてくださった多くのお友達のお陰です。本当にありがとうございました。

そして、今後も無理する事なく、みんなの元気の元になるお店を目指して努力していきたいと思っています。


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   実店舗担当 時田さん 
   (ハンドルネーム とっきー)
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出産前の仕事は、看護師でした。
都内の総合病院の心臓血管及び一般外科病棟(腎臓移植等)に4年間勤務し、結婚2年目に住居のある自治体の地方公務員試験を受け、保健センターで3年間勤務していました。

その後、出産にそなえ退職。
二人の子育てを楽しく過ごすうちに、あっという間に14年間が過ぎてしまいました。 子供の手が離れたら、少しずつ仕事を始めたい、という思いを持ちながらも、なかなか踏ん切りがつかない中で、 幼稚園や趣味を通じてたくさんの出会いがありました。そして、趣味として習い始めた、パッチワークを親しい人たちに教えながら、一緒に楽しい手作りの時間を過ごしていました。

そして、趣味の手作りの作品を販売する機会に恵まれ、こころが潤い、たくさんの人との出会いに癒され、また、いろいろな 刺激を受ける楽しい生活を送っていました。

そんな中、いつかまた看護師として働きたいという思いもあり、求人誌を利用し、家事や子育ても手を抜きたくないので、午前中のみの仕事を選び、とにかく、午前中の時間帯の仕事が見つかるまで待ちました。思いは叶い、2年前から午前中のみクリニックにてパートで勤務しています。

そして、もう一つの夢をかなえたのがこの手作り雑貨のお店「Matiere(まてぃえーる)」です。

時間的に、パッチワークを教えることは出来なくなってしまいましたが、このような大好きな布に囲まれた毎日は、私の元気の素になっています。

看護師の仕事は小さい頃の夢で好きな仕事ですが、母も手作りが好きでセーターは全部手作りで、パッチワークもしていました。

病院の調理師だった母は、畑で野菜を作り料理も全部が手作りでした。
祖母は蚕を育て、着物を仕立てる仕事をしていました。そんな環境で育ったせいか、私の中ではいろんな事をするのは自然な事のようで、仕事の両立と言うよりは生活の中で二つの仕事がある...と言う感じに考えています。

ただ、パートは時間の契約があるので午前中は今まで通り仕事をして、終わったら「まてぃえーる」に直行です。お店番と自宅での制作になります。

子育てと仕事の両立で気をつけていることは、家族が一番!と言うことです。でも、家族は私が家族に対して思っているように「好きなことをやってるのが一番!」と応援してくれる一番の理解者です。
 
「笑って暮らせる、しあわせな毎日のために」すべての人に感謝!感謝!

 

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   Web担当 宮川さん 
   (ハンドルネーム はる)
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結婚を機に仕事を辞め、しばらく専業主婦でした。しかし、いつか仕事をしたいと心の中でずっと考えていました。

子供が3歳の時、近所の友人から在宅のデータエントリーの仕事を紹介してもらい6年間続けました。

そろそろ外に出てパートをしたいと考えていた折、やはり知り合いから近所の開業医の受付の仕事を紹介してもらい、子供の時間に合わせ、週3回、午前中のみ働きました。

1年後、夫の転勤で北海道に引っ越すため、また専業主婦に戻りました。
北海道から戻ってきた後、独身時代に働いていた元上司から「仕事に復帰しないか」との話をいただき、派遣会社を通して10時~15時までのパートを始めました。

子供も中学生になり、家を空けることが可能になったので、1年後フルタイムの派遣社員になり、現在に至っています。

私の手作りの作品は、「花」です。
「花」との出会いは学生の頃で、子供の出産時以外はずっと生け花を習っていました。

北海道に転勤の際には、押し花の資格を取り、生け花以外の花の魅力に惹かれ、ドライフラワー・プリザーブドフラワーを勉強しました。

北海道から戻ってきた時に、パッチワークを教えている2人と小さな雑貨店に「花」を置かせてもらい、自宅でお店を開いている方のお世話にもなりました。また、自分たちで「ワンデーショップ」を開いているうちにいつか自分たちのお店を開きたい!という夢を持つようになりました。

そして、開いたのがこの手作り雑貨のお店「Matiere(まてぃえーる)」です。

今回、店のオープンで、家庭・職場・お店と3本柱になりますが、子育てと仕事の両立で気をつけていることは、職場で働くとつい仕事優先にしたくなるような事も多々ありますが、自分の家族が一番!との軸をしっかりと持ち、職場や周りの人々に理解、協力してもらった分、感謝の気持ちを忘れずに行動をしなくてはいけない。という点です。

これからも、周りへの気遣いを忘れずに、常に感謝しながら家族や仕事を大切にしていきたいと思います。