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vol.241-求められる仕事をまずはしてみる。

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「今、何やっているの?」
皆さんが私に投げかける最初の言葉です。

今は人材会社で公共からのアウトソーシング事業の運営に携わっています。契約職種は、「キャリアカウンセラー」

実際はキャリアカウンセラーと言うよりも、求職者と求人を結び付けるコーディネーターと呼べれる業務です。もちろん、求職者の課題を指摘したり、方向性を一緒に考えたりします。面接対策もするし、履歴書のチェックもします。

この仕事は、「私のやりたかった仕事かも?」と思います。
しかし、はじめから「やりたかった仕事」に就けたわけではなく、「求められる仕事をまずはしてみる」から始めて行った結果です。

■転職のきっかけは、2011年3月11日の震災・・・

エネルギー業界で働いていたのですが、2011年3月11日の震災にて、プロジェクトが打ち切りに成り、4月末日にて、契約解除に成りました。エネルギーの仕事は面白く、このまましばらく続けて行きたいなあと思っておりました。特に大阪ではこの仕事が既に7年以上も続いているものでしたので、このまま働き続けたいと思っていました。

しかし、今考えるとこの仕事もやりたくて始めたことじゃなかった。
研修があるから、とにかくやってみようか・・・
9ヶ月の無職の期間を経て、得たことでした。
やって行くうちに楽しくなり、辞めたくなくなった矢先。

未曾有の災害。
私が失ったのは、仕事だけだったので、このプロジェクトの解散は、世の中的には、大したことがないことだと言うのも納得できますが、52歳で再度、仕事を失うことは、興味が持てる仕事だったため、
衝撃は大きかったです。

エネルギー産業での仕事は以下の号を読んでね!
>>vol.233●50歳で、9か月の無職生活からの就職成功。

4月は、転職活動もしました。
介護業界に戻ろうかと、いくつか受けたりもしました。
しかし、何かが違うなあと思うばかりです。
 
幸い、雇用保険がすぐに提供されるし、9ヶ月は出るようだし、3カ月の給与の補償、有給の買い取りなど会社側も最大限の対応をしてくださったので、当面、無職でも大丈夫かもと。

■給料は安くても、バイトでもやりたいと思う仕事をしよう。
結局、仕事も決まらず4月末日を迎え、5月の連休に突入し、勉強をすべきか、海外留学をすべきか、なんて考えていたところ、バイトコーナーで見つけた1つの求人にキャリアカウンセラーがあり、応募してみました。しかし、その時はすでにキャリアカウンセラーは決まっていて、別の事業の営業職ならばありますとの説明でした。

最初に見つけた仕事がなくなって、残念だと思いましたが・・・
人材業界に興味があったので、「はい、ご紹介お願いします。」と別の事業の営業職に応募しました。なので、始めは営業職で人材会社に就職しました。「給料も下がってしまうし、大丈夫ですか?」
なんて聞かれました。
 
でも、私は答えました!
「人材業界は未経験なので、それは納得しております。
始めは勉強だと思いますので、宜しくお願いします。」と、私の覚悟を伝えました。

人材会社への入社が決まりました。

しかし、仕事は納得のいくものではなかったです。
文句を言いながら、毎日薄給にあえぐ毎日でした。
自分なりにできることをやったつもりです。

人材業界に決まった時の気持ち
>>vol.234●また、無職に・・・そして、次のステップへ

半年の契約終了間際に次の案件の紹介を受けました。
 
プロジェクトマネージャーがいらしてくださって面接。
「キャリアカウンセラーをやりたいんだ・・」と私の意向を確認、営業兼コーディネーター的な仕事をご紹介いただき、コーディネーターとしてデビューすることに・・・
半年間、新しい環境の中、四苦八苦しました。

さらに半年後の4月から正式にキャリアカウンセラーとして契約していただき、今はキャリアカウンセラー(悩みを聴く)と言うよりは、求職者と求人を結び付けるコーディネーターとして働いています。

おまけに、今は得意の2つの産業(エネルギーとIT)を担当しているため、これまでの経験を十分に生かし、私の持論である「生の声(経験したこと)を伝える」を実践しています。

最近、本当に思うことは、「経験したことに無駄はない」。
そして、「求められる仕事をまずはしてみる」。
その先に、自分の理想が待っているかもしれません。
それを実感している毎日です。